ローセディン10mgの有効成分ロラタジンは1980年代に米国にて登場した第二世代の抗ヒスタミン剤です。現在は世界各国にて許認可されていて、第二世代抗ヒスタミン剤二の中では最も流通している医薬成分であり、クラリチンという医薬品の後発医薬品となります。
アレルギー抗体を持つ人は、抗原(植物やほこり、動物の毛など)と触れることで、接触部位付近に存在する体内物質であるヒスタミンが活動を活発化します。ヒスタミンに対しヒスタミン受容体がサポートを始めることで周辺部の血管が拡張し、結果として炎症を起こします。ローセディンはこのヒスタミン受容体を抑制する事でアレルギーの諸症状を鎮静化させる作用を持っています。
【蕁麻疹】【湿疹】【皮膚炎】【アレルギー性皮膚疾患】【皮膚の痒み】【発疹】【アレルギー性鼻炎】の軽減に用いられています。
尚、本剤はアレルギー症状軽減薬であり、アレルギーを完治させる目的の医薬品ではありませんのでご了承ください。
第一世代抗ヒスタミン剤の大きな特徴として、【眠気】や【だるさ】などの副作用の発生があげられますが、第二世代ではそれらが大幅改善されています。ヒトへの安全レベルが上がり、妊娠中の女性へ抗ヒスタミン剤を処方する必要がある場合には、第一選択される医薬品でもあります。ただし全ての妊婦に処方可能ではなく、妊娠の状態によって処方禁忌もしくは処方量を通常の成人より減量する場合がありますから自己判断は避け掛かり付けの医師に相談する必要があります。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
倦怠感が現れることがあります。またごくたまに嘔吐感、食欲の減退、口内の乾燥感、頭痛などを感じる場合もあります。
注意事項
・過去にロラタジンを服用してアレルギー症状が出た方は内服をお避け下さい。
・他のお薬をご使用中の方は、本剤の服用前に医師または薬剤師にご相談ください。
・用法用量を守って服用してください。
・服用後に違和感が発生した場合は速やかに医師にご相談ください。
・授乳中の方は服用を避けるか、服用する場合には期間中授乳をお避け下さい。
◆本剤は、日本国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。