尖圭(せんけい)コンジローマの治療薬になります。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウィルス(HPV)によって起こる性感染症(STD)です。
ウィルスの潜伏期間が平均三ヶ月前後である為、特定のパートナーを決めていない人程、感染のリスクが高い感染症です。
男性であれば、陰茎・亀頭・陰嚢・肛門などの皮膚粘膜に、女性ならば小陰唇・大陰唇・膣内部にイボが出来るのが特徴で、最初は1〜2mmの小さなイボが多発するとカリフラワー状に大きくなるのが特徴です。
今までは、液体窒素を使用した凍結療法や、炭酸ガスレーザーを使用したレーザー蒸散療法など外科的療法が主流だった尖圭コンジローマですが、強い痛みを伴うとともに、確実な効果の代償に、患部にびらんや潰瘍を生じ、瘢痕が残ることが問題視されてきました。
アルダラは有効成分イミキモドが、サイトカインの産生を促進することでウイルスの増殖を抑制し、患者自身の免疫力を強化しウィルスの威力を最小限にする役割を果たします。
11年に、日光角化症への効果も認められ、薬効が追加承認されました。
日光角化症は、紫外線を長期に渡り浴び続けることで引き起こされる皮膚疾患で、高齢者に多いイボです。
放置すると皮膚がんの危険性もあると言われています。
今まで外科的治療しかなかった二つの疾患に処方されるお薬です。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
イボが治癒するまでの反応として、以下のような反応出てきます。
発赤やびらん、表皮の剥離、浮腫、痛みや痒みなど。
中のウィルスの働きを押さえ、急速に皮膚が再生されてくるので、これらの症状が出てきます。
しかし、稀に以下のような症状が出てきます。
灼熱感・疲労感・微熱・頭痛・下痢・筋肉痛、排尿困難など。
尿道口の近くにコンジローマが出来た場合は、お薬の塗布にご注意下さい。
尿道に薬剤が付着した場合、浮腫などの副作用でて排尿困難になる恐れがあります。
注意事項
皮膚に炎症が残っている箇所(外科治療、傷など)がある箇所には使用しないで下さい。
以下の方は、このお薬を使用できません、ご注意下さい。
妊娠中の方、気管支喘息の方、慢性閉塞性肺疾患の恐れのある方、高度の徐脈、洞房ブロック、房室ブロックがある方。
糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある方、心原性ショック、異型狭心症の方、肺高血圧による右心不全の方。
以下の方は慎重併用になります。
鬱血性心不全のある方、重篤な肝機能障害、腎機能障害の方、末梢循環障害がある方(レイノー症候群、間欠性跛行症など)。
低血糖症、徐脈の方、甲状腺中毒症の方、高齢者の方、長期間絶食状態の方。
他にも、併用に気をつけなければいけないお薬がありますので、現在服用中のお薬がある場合には、担当医師および薬剤師にご相談下さい。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。