カデュエット10mg/20mgは、高血圧と、高コレステロール血症の治療を一つの錠剤の経口投与で可能にした世界初の薬になります。
ビールや日本酒などアルコールは呑まないが、忙しく脂っこい食事が好きでストレスのたまる人には朗報の薬でもあります。
高血圧と、高コレステロール血症の治療が同時に出来るお薬で、服用は原則1日1回と忘れることがありません。
血管の内側の壁にある平滑筋にカルシウムイオンが付着すると、血管が収縮し血圧が上昇します。
カデュエットに配合されている有効成分アムロジピンベシル塩酸は、持続性Ca拮抗剤の一種で別名『カルシウム・ブロッカー』とも呼ばれています。
これが、カルシウムイオンの付着を抑制し、血管の壁を拡張する事により、血圧を平常な状態に保ちます。
また、アトルバスタチンカルシウム水和物が、肝臓でのコレステロール合成する元となる律速酵素のHMG-CoA還元酵素をブロックするので、血中コレステロール濃度を安定させます。
主に、高血圧、狭心症、家族性高コレステロールの治療に使われます。決まった配合がある配合剤4種がメインで出回っています。
高血圧もしくは狭心症と高コレステロール症を同時に治療したいが、沢山お薬を処方されたくないという患者さんに処方されるお薬です。
狭心症に関しては効き目が穏やかである為に、長期療養用に処方されます。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
血管拡張によるものとして、動悸、顔のほてり、めまい、頭痛があります。
他には、胃の不快感、便秘、下痢、吐き気、手足のしびれ、全身倦怠感、めまいなどです。
重篤な副作用としては、末梢性浮腫、肝機能、腎機能障害、ミオパチー、アナフィラキシー反応、蕁麻疹になります。
稀に房室ブロックや血小板減少症、間質性肺炎が見られる場合がありますので、長期投与でも症状に改善が見られない場合は、かかりつけの医師にご相談下さい。
注意事項
以下に該当される患者さんは原則服用出来ませんのでご注意下さい。
妊婦もしくは授乳中の方、肝機能及び、腎機能障害の方、免疫抑制剤使用中の方、クラリスロマイシン系の抗生物質を服用中の方。
甲状腺機能低下が低下されている方、ご自身もしくは家族の中に筋障害の既往歴がある方。
高齢者の方は、服用時に血中濃度が高くなるので、服用開始は配合剤1番からお願い致します。
柑橘類(グレープフルーツジュースなど)と併用すると、配合剤のアトルバスタチンの効き目が過度に増量されてしまいますので、併用をおやめ下さい。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
