リリカは、神経の損傷による痛みに効果の高いお薬です。これまでの鎮痛剤では、なかなか取れない痛みが神経障害性疼痛です。
神経の損害部位によって、末梢性と中枢性に分別されることが多く、これまではなかなかオールマイティに痛みを鎮静緩和することが難しかったのです。
リリカは、こうした基準をクリアし、中枢性である脳卒中後や脊椎損傷後の疼痛も、末梢性である有痛性糖尿病性神経障害や顔面に痛みの出る三叉神経痛にも効果があります。つまり、神経障害性疼痛全般に効果を発揮するお薬なのです。
慢性的な腰痛症や膝の関節痛なども、神経障害が要因ですが、末梢性と中枢性の複合要因があると言われています。痛みの度合も症状によって変わり、その痛みの感じ方は、焼けつくようなヒリヒリした状態であったり、我慢できないほどの激痛を感じることも少なくありません。
そういった、神経系障害により過敏になってしまった神経を鎮める作用が強いので、部位に関わらず鎮痛効果をしっかり実感することができるのです。
最近では線維筋痛症に伴う疼痛にも範囲が拡大され、今後ますます神経障害性疼痛の治療薬として利用されることが期待されています。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
本剤の服用に際して、起こり得る副作用で多いケースは、めまい・ふらつきや眠気です。また、眼障害も出ることがあり、かすみ目やぼやけなどを訴える方もいます。副作用の症状自体は、重篤なものは多くありません。しかし、それらの症状が強く出ることで、二次災害としての事故につながる恐れがあります。車の運転や、危険を伴う作業などは極力控えてください。
副作用の症状が治まらない、強く出てしまうといった場合は、すぐに医師と相談しましょう。
注意事項
本剤を服用する場合、持病やアレルギー症状などがあるときは、必ず医師や薬剤師に相談してください。
特に腎臓機能に障害がある、心疾患がある、血管浮腫の既往症があるといった場合は、リリカ(プレガバリン)を服用することで、症状が悪化する可能性があります。
また、高齢の方や妊産婦の方が服用する場合も、事前に医療機関に確認することをお勧めします。
リリカ(プレガバリン)を服用中は、アルコールの摂取を避けてください。眠気やめまい・ふらつきなどの副作用が強く出てしまう恐れがあります。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。