イミダゾール系の抗真菌剤で、主に水虫などに処方されます。
真菌とは『カビ』の事です。
私たちの体の免疫力が、病後、抗生剤使用後、ストレスなど、何らかの理由が重なり、免疫力が低下した場合、真菌感染症が表面化します。
白癬菌に効力を発揮する抗真菌剤は、主に3種類に分別されます。
ピロールニトリン(ピロエースなど)やトルナフテートに代表される抗生物質と抗菌剤の二つの成分が抗白癬菌作用を発揮するものです。
塩酸ブテナフィン(ベンジルアミン系)や塩酸テルビナフィン(アリルアミン系)などは、真菌細胞内のスクアレンを酸化させる酵素の働きを阻害し、真菌を死滅させます。
そしてイミダゾール系の抗真菌剤は種類も豊富で、真菌の細胞膜を破壊し、真菌を死滅させるお薬になります。
チオコナゾール軟膏は、有効成分チオコナゾールが、患部に浸透し、白癬菌の殺菌し、かゆみを抑えます。
白癬菌が原因の、インキンタムシやゼニタムシ、しらくもにも処方される外用薬です。
白癬菌は、皮膚の新陳代謝よりも早いスピードで肌の深部に侵食しますので、表在化した時点で治療するのが最適と言えます。
表在性の真菌に効力を発揮しますので、角化したものには効力を発揮しません。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
稀に以下の様な副作用が出る場合があります。
刺激感、発赤、紅斑、かゆみ、かぶれ(接触皮膚炎)など。
この様な副作用が出た場合は、塗布量を減らすか、回数を減らすなど、調整をお願い致します。
それでも副作用が出るようでしたら、使用をおやめください。
また本剤の塗布により、症状が悪化した場合には、ただちに医師の診断を受けていただきますよう、お願い致します。
本剤塗布後、2〜3週間経過した後、効力が現れない場合も、診察を受けてください。
注意事項
以下の方は、このお薬を使用できません、ご注意下さい。
本剤の成分に対して過敏症など既往歴のある方。
症状が白癬菌が原因だと確定出来ない場合や、現在湿疹など別の皮膚疾患で外用薬をお使いの方は、本剤使用前に医師にご相談下さい。
皮膚の弱い部分である、目や目の周囲、粘膜(口腔、鼻腔、膣など)、陰のう、外陰部には塗布できません。
亀裂、外傷の酷い部分、爪周辺、化膿している患部には、本剤を使用できませんのでご注意下さい。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。