※パッケージが変更になりました。(2023年10月)
エブラは、従来の経口タイプの避妊薬と同様、低用量の卵胞ホルモンと黄体ホルモンを同時に体内に取り込むことで妊娠と同じホルモンの状態を作り出します。その結果脳下垂体が妊娠したと誤判断するので排卵を抑制し避妊が可能となります。
経口避妊薬は通常毎日同時刻に厳格に服用しなければたちまち避妊の効果が失われる恐れがあるのに対し、本剤は1週間に1度パッチを貼り替えるだけで継続的な効果が得られるので避妊の成功率が飛躍的に高まりました。比較的新しいタイプの避妊剤であり、2001年にアメリカ食品医薬局にて認可を受けました。
エブラは5センチ正方形のパッチでありお肌に馴染む色の為、貼り続けていても目立ちません。入浴や水泳、また暑い日にたくさん汗をかいてもはがれない様に設計されており安心です。
形状は違えど避妊剤であることには何ら変わりはなく、副作用等も同じように現れます。ただ初期の副作用は脳が妊娠していると後認識をした為に起きる妊娠初期症状である為、通常の副作用(風邪薬を服用し眠くなるなど)とは一線を画するものであります。本剤を連用し続けることで近い将来妊娠初期症状様の副作用は軽減されます。
一方で血液が固まりやすいという副作用も内服型の経口避妊薬と共通して見られます。長期連用にて血栓などの恐れが出てきますので、医師の指示に従い婦人科検診や血液検査を必ず受けて下さい。
用法
※4週間(28日)を1サイクルとします※
生理開始から24時間以内に1枚目のパッチを貼って下さい。
成分の浸透が良い下腹部・上半身(乳房以外)・お尻のいずれか一箇所に貼り、1週間そのまま貼り続けて下さい。
1週間経過したら、同じ時間に新しいパッチに貼り替え、同様のことを3週間行います。
3週間経過し3パッチ使い終えたら、休薬期間を1週間取って下さい。
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
妊娠初期症状に似た、吐き気、乳房緊満感などが現れることがあります。
注意事項
・皮膚の弱い方はかぶれることがあります。ご注意ください。
・他の経口避妊剤と同様、人によっては血液凝固を招き、血栓症や脳卒中などを引き起こす可能性があります。長期連用する場合には必要に応じて婦人科受診や血液検査を受けて下さい。
・喫煙者は特に血液凝固を招く可能性が高くなります。ご注意ください。
・体重が90以上の方はパッチからの投与量が避妊に対して有効量に満たない場合がありますので予め医師にご相談ください。
・肝疾患・腎疾患・心疾患・糖尿病、また子宮、頚部、乳房に腫瘍の疑いのある方はご使用をお控えください。
・高温で粘着力が変性する恐れがありますので25度以下の涼しい場所にて保管し、実際の使用時までは開封しないでください。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。