フラジールはトリコモナス症(トリコモナス膣炎)に効果がある治療薬になります。原虫や細菌などを駆除する効果を持っており、トリコモナス原虫を始めとした様々な症状に効果を発揮することができるようになっています。
トリコモナス症は膣内にトリコモナス原虫が繁殖をすることによって引き起こされる病気で、かゆみやおりものの増加などがあり、フラジールによって原虫を退治することで症状を改善させることができます。
またフラジールはトリコモナス症に対して有効なだけでなく細菌性の膣症にも効果を発揮することができるようになっています。
その他にも胃炎や胃潰瘍などの原因となっているピロリ菌や赤痢マメーバー、ジアルジア、ニキビダニにも有効となっています。なお、トリコモナス症以外にフラジールを利用する場合には3剤併用除菌療法を行うのが一般的です。
古くよりフラジールはトリコモナス症の治療に第一選択されている特効薬として利用されています。
フラジールの薬理については、微生物のDNAに対して機能障害を引き起こすことによって分裂や増殖を抑制し、それが結果的に病気を抑えることができるというものになっています。ですので、一般的な抗生物質のような効き方とは異なってきます。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
フラジールは比較的副作用が少ない薬剤として利用されています。しかし、全く副作用はないというわけではなく、大量の服用や長期的な服用を行うと中枢神経への障害や末梢神経への障害が引き起こされる場合があります。
一般的に多く見られる副作用として、食欲不振、胃の不快感、吐き気、腹痛、下痢、フラつき、頭痛、目まい、眠気、発疹、かゆみなどが挙げられます。
末梢神経の障害として手足のしびれが起こったり、中枢神経の障害としてけいれんが起こる、幻覚が見える、意識が朦朧とするといった場合もあります。
注意事項
フラジールの注意事項として、過去にフラジールに含まれている成分に対して過敏症などを引き起こしてしまった方や、血液に疾患のある方、脳や脊髄などに器質的な疾患のある方、妊娠3ヶ月以内の方は利用することができないので注意が必要です。また、フラジールを利用している間、及び利用してからの3日間はアルコールの摂取は絶対に行わないようにしましょう。フラジールを摂取するとアルコールに対して非常に弱くなり悪酔いをしやすくしてしまいます。これによって悪心や腹痛、頭痛、動機などが引き起こされる可能性があります。
◆フラジールは国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説 明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。