ヘルベッサーは、有効成分ジルチアゼム塩酸塩が血管内の平滑筋にカルシウムが入るの防ぎ、血管を広げ、血圧を下げるお薬です。
血管の内側にある平滑筋にカルシウムが入ると血管が収縮し血圧が上昇します。
このメカニズムを持つ薬を『カルシウム拮抗薬』と呼びます。
ヘルベッサーは、このメカニズムを持つお薬でも日本では有名で第一選択されています。
1974年に狭心症のお薬として処方され、1982年に高血圧のお薬としての適応を所得している事ます。
血管拡張剤、降圧剤とししての実績もあるお薬で、日本で開発され国際的に有名になったお薬の一つです。
末梢血管の拡張により降圧作用があります。
高血圧の治療だけでなく、カルシウム拮抗薬の中では心臓の収縮も抑える働きが強いので、狭心症、心臓病、腎臓病の治療にも処方されます。
冠動脈拡張作用、冠スパズム抑制作用に効果があることから、安静・労作・異型どのタイプの狭心症にも幅広く効果のあるお薬としても知られています。
血糖、尿酸、脂質に影響しにくいので、糖尿病患者の方にも処方しやすく、また高齢の方で合併症の方にも処方される事があります。
肝臓で代謝され、腎臓で排出されるメカニズムになっています。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
長期服用すると、足の甲の浮腫みや歯肉の腫れが見られることがあります。
また心臓の弱い方が服用されると、徐脈、動悸、胸の痛みが見られることがあります。
顔のほてり、倦怠感、めまい、立ちくらみ、血圧低下などが見られます。
稀に脈が飛ぶなど、脈に異常が見られる場合があります。
脈拍が50以下になりましたら、受診をお願いいたします。
重篤化すると、発疹、かぶれ、粘膜のかぶれなど皮膚症状や、肝機能障害が見られます。
この様な初期症状が見られた場合、担当の医師もしくは、薬剤師にご相談下さい。
注意事項
以下に該当される方は服用できませんのでご注意下さい。
妊婦の方、重い心不全や徐脈のある方。
以下の薬を服用されている方は、慎重投与になります。
他の降圧剤、利尿剤、抗不整脈薬、心臓の薬のジキタリス剤との併用は徐脈を起こしやすくなります。
相互作用を起こしやすい薬として以下のお薬があげられます、服用前に担当医師とご相談下さい。
睡眠薬(トリアゾラム)、コレステロール薬(シンバスタチン)、喘息改善薬(テオフィリン)、抗けいれん薬(フェニトイン)、結核薬(リファンピシン)、胃薬(シメチジン)、免疫抑制薬(シクロスポリン)、多発性硬化症治療薬のフィンゴリモド(ジレニア)。
なお服用中の飲酒はお避け下さい。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。