トパマックスは、他の抗てんかん薬との併用で、てんかん発作の抑制効果を発揮する抗てんかん薬です。
神経細胞(ニューロン)の興奮を鎮める作用のほか、興奮性の神経伝達物質と呼ばれるグルタミン酸受容体の機能抑制作用があります。
てんかんとは、大脳の神経細胞(ニューロン)の過剰な興奮によって、けいれんや意識障害などを引きおこす、慢性の脳疾患です。ニューロンは通常では、弱い電気信号のやり取りで情報の伝達をしています。これが過剰に興奮することで、突発的に強い電流が流れて発作をおこし、意識を失ったり手足にけいれんを起こします。てんかんはその原因から、症候性てんかんと突発性てんかんに分類されます。
症候性てんかんでは、古い脳の障害、大脳の形成障害、外傷、脳腫瘍、脳炎などの疾患によってもたらされた、脳にある損傷が原因とされています。突発性てんかんは、特に脳に障害がなく、原因がはっきりしない場合をいいます。
てんかんの発作の種類には、部分発作と全般発作があります。部分発作は、電気信号の異常が脳の一部分に限定されている発作です。意識がはっきりしている単純部分発作と、意識を失う複雑部分発作に大別されます。また、全般発作では、脳の電気信号の異常が脳全体に起こり、意識喪失、けいれんや硬直などの症状があらわれます。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
眠気、体重減少、摂食異常、めまい、しびれ感など
重篤な副作用として、緑内障、急性近視、尿路結石、腎結石、アシドーシス、乏汗症、高熱など
注意事項
※以下に該当する方は服用前に医師にご相談ください。
・閉塞隅角緑内障、腎臓病、肝臓病、アシドーシス素因、うつ病のある方
・腎・尿路結石を生じやすい方、高温環境下にある方、妊娠中の方、高齢者 方
※服用により眠気などを起こす場合があります。車の運転や高所作業など、危険をともなう作業は避けてください。
※他の薬剤と併用する場合や持病がある場合は、服用前に医師にご相談ください。
※お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
※直射日光を避け、湿気のない冷暗所に保管して下さい。
◆トパマックスは国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。