カフェルゴットは、片頭痛の発作初期や、片頭痛の兆候症状があらわれたら、直ちに服用する点が特長の片頭痛治療薬です。
痛みがひどくなってからの服用では効果が得られず、早い段階での服用で効果を発揮します。主成分のエルゴタミンが、片頭痛の発作時の血管拡張を抑制します。
片頭痛は、頭の片側(時に両側)が、脈打つような強い痛み(拍動性頭痛)に襲われ、それが数時間から3日間ほど続き、痛みに伴って吐き気やおう吐をひき起こします。また前兆として、目の前がチカチカしたり、ギザギザした模様が広がって、視界が遮られるといった症状があらわれます。
片頭痛の原因は未だに解明されていませんが、血管説、三叉神経血管説、神経説が提唱されています。また、女性の片頭痛には、女性ホルモンが大きく関与しているといわれています。女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、一定の周期で互いに分泌量のバランスを変えながら、女性の身体面と精神面に作用しています。とくに排卵日や月経の初日前後にエストロゲンの分泌が急激に減少すると、セロトニンという脳内物質が脳の血管を拡張し、片頭痛を起こさせるといわれています。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
吐き気、吐く、下痢、口の渇き、不眠、めまい、動悸、汗が出にくい、手足の冷え、しびれ感、足のむくみ、発疹、かゆみなど
重篤な副作用として、狭心症、心筋梗塞、線維症、麦角中毒、長期連用中の急な中止時に生じる反発的な頭痛など
注意事項
※以下に該当する方は服用を控えてください。
・妊娠・授乳中の方
※以下に該当する方は服用前に医師にご相談ください。
・薬などに対しアレルギーのある方
・心臓病、高血圧、緑内障の方
・肝臓や腎臓が悪い方や、血管に疾患がある方
※飲酒(特に赤ワイン)、コーヒー、チョコレート、チーズの摂取はなるべく控えて下さい。
※服用中に異常があらわれた場合は、直ちに服用を中止し医師にご相談ください。
※他の薬との併用や持病がある場合は、ご使用前に医師にご相談ください。
※お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
※直射日光を避け、湿気のない冷暗所に保管して下さい。
◆カフェルゴットは国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。