アムロピン10mgは、主に高血圧症や狭心症の治療に使用される医薬品です。
代表的な降圧剤であるノルバスクのジェネリック医薬品です。ノルバスク同様の安定した効果が得られ、安全性も高いとされています。血管を収縮させるカルシウムの流入を阻害することで、血管を拡張し、血管抵抗を減少させて血圧を下げる働きをする「カルシウム拮抗薬」と呼ばれる薬です。
動脈の血管壁にある平滑筋細胞内に、カルシウムイオンが流入することで、平滑筋細胞が収縮して血圧が上昇します。カルシウム拮抗薬は、カルシウムの流入を抑制する働きをもっています。この働きにより血管が拡張し、血管抵抗を減少させて、血圧を下げることができます。
◆グレープフルーツとアルコール
グレープフルーツジュースに含まれるフラボノイドが原因で、肝臓にあるカルシウム拮抗薬の代謝酵素の働きを弱めます。酵素の働きが弱まるとカルシウム拮抗薬の分解が遅れ、薬の作用が強く出すぎて、血圧が異常に下がってしまう危険性があります。アルコールは、一時的に血管を拡張して血圧を下げる作用があります。降圧薬との同時摂取で、血圧が下がりすぎてしまいます。お酒で降圧薬を飲むことや、服用の前後の飲酒は避ける必要があります。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
頭痛、顔面潮紅、顔のほてり、動悸、徐脈、めまい、立ちくらみ、むくみ、胸部痛、発疹、かゆみ、歯肉肥厚、肝機能値の異常などの副作用があらわれる場合があります。
また、重篤な副作用として、肝障害、血液障害、心臓の伝導障害などがあります。
注意事項
※以下に該当する場合は慎重投与が必要ですので、医師の診断を仰いでください。
・重篤な腎臓病、肝臓病の方
・薬を使用してアレルギー症状が出たことがある方
・高齢者
※他の薬剤と併用する場合は、服用前に医師にご相談ください。
※血圧が下がることによって、ふらつきやめまいが起きる場合があります。車の運転や高所での作業には十分な注意が必要です。
※服用中に異常があらわれた場合は直ちに服用を中止し、医師にご相談ください。
※お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
※直射日光を避け、湿気のない冷暗所に保管して下さい。
◆アムロピンは国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
