リバロ2mgは、スタチン系のコレステロール低下薬です。シンバスタチン、プラバスタチンと比べより強力なHMG-CoA還元酵素阻害剤になります。国産初の全合成HMG-CoA還元酵素阻害剤です。
作用時間も長く、1日1回、夕食後の服用で済むお薬です。
薬物間相互作用が少ないものである証拠に、グレープフルーツジュースを飲んでも代謝する効力を発揮します。
脂質異常症でも高コレステロール症、家族性コレステロール症、高トリグリセリド症と幅広く処方されます。
患者さんが気がつくと二次疾患を併発した上、重篤化している事もあるのが、脂質異常症であり、万病のもととも言えます。
食事に気をつけるだけでなく、コレステロールや中性脂肪の8割は血中にあるといっても過言ではありません。
コレステロールは肝臓内で酢酸から合成され、VLDL(超低比重リポ蛋白)からリポ蛋白へと変換し全身に行き渡ります。
しかしここで利用されなかったコレステロールは胆汁酸となり肝臓に吸収されてしまいます。
この肝臓でのコレステロール生合成循環経路を阻害するのが、リバロ錠になります。
有効成分ピタバスタチンカルシウムが、体内でコレステロールを作る代謝酵素・HMG-CoA還元酵素の働きを阻害することで、生合成を抑制します。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
主な副作用として以下のものがあげられます。
胃腸障害(胃の不快感、吐き気、腹痛、下痢)。
肝機能障害、発疹、しびれ、頭痛。
重篤な副作用として横紋筋融解症やミオパチーが挙げられます。
足のしびれや痛み、歩行困難、赤褐色の尿などの症状が見られました場合には、担当の医師もしくは薬剤師にご相談の上、休薬もしくは服用の有無をお決め下さい。
極まれに、重い肝機能障害や肺炎を起す場合もあります。
服用後に、空咳やだるさが続いた場合にもご注意下さい。
注意事項
以下の方は、このお薬の服用が出来ません、ご注意下さい。
妊婦の方、授乳中の方、重い肝臓疾患のある方(胆道閉塞を含む)、免疫抑制剤シクロスポリン服用中の方、腎臓疾患のある方でフィブラート系の抗高脂血症薬(ベザトールSRなど)を服用されている方。
肝臓や腎臓の悪い人は慎重に用います、また甲状腺機能低下症、筋ジストロフィーの方も慎重投与になります。
コレスチラミン(クエストラン)、エリスロマイシン(エリスロシン)、リファンピシン(リファジン)を服用されている方は併用に注意が必要となります。
他にも持病やアレルギーのある方、服用されている別のお薬がある方は、担当の医師、薬剤師に事前にご相談下さい。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
