「プロゲストゲル」は、黄体ホルモンのバランスの崩れや不足によって起こる生理不順、更年期障害などに効果が期待できるゲルタイプの黄体ホルモン剤です。服用タイプの黄体ホルモン薬のように、肝臓に負担をかけるリスクがなく、副作用も少ない点が特徴です。
女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、それぞれ重要な役割を持っています。この2つのホルモンは、一定の周期で互いに分泌量のバランスを変えながら、女性の身体面と精神面に作用しています。黄体ホルモンは月経の周期を決め、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい状態をつくり、着床後も妊娠を維持させる役割を持っています。
更年期障害は、閉経前後の女性ホルモンの急速な低下に身体がついていけなくなり、身体的・精神的不調を起こす状態をいいます。のぼせ、ほてり、多汗、ホットフラッシュなどの全身的症状や、吐き気、食欲不振などの消化器系症状、睡眠障害、意欲の低下、イライラなどの精神的症状、肩こりや手足のしびれなどの運動器官系症状など、さまざまな症状がみられます。症状や程度に個人差がありますが、人によっては日常生活に支障をきたすほど、耐えがたい苦痛をもたらします。
◆黄体ホルモン(プロゲステロン)の役割
・子宮内膜、子宮筋の働きを調整する
・乳腺の発達、体温上昇
・排卵抑制作用
・生理痛の改善
・血糖値を正常に保つ
・利尿作用
・体脂肪の減少
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
副作用は比較的軽微であるとされていますが、大量摂取はかえってホルモンのバランスを崩す恐れがあります。
注意事項
※以下に該当する場合は服用を避けてください。
・プロゲステロンにアレルギー反応がある方
・原因不明の不正出血がある方
・肝臓に疾患がある方
・子宮がん、乳がんの既往がある方、また、治療中やその疑いのある方
・血栓塞栓症疾患の方、または既往がある方
・ポルフィリン症の方
・膣感染症のある方
※他の薬剤と併用する場合は、使用前に医師にご相談ください。
※使用中に異常があらわれた場合は直ちに服用を中止し、医師にご相談ください。
※お子様の手の届かない場所に保管して下さい。
※直射日光を避け、湿気のない冷暗所に保管して下さい。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。