ミカルディスは、サルタン系と呼ばれる降圧剤になります。このお薬のキャッチコピーは、製造元によりますと『早朝リスクに挑戦するサルタン グッド モーニング ミカルディス』とあります。
ミカルディスの有効成分であるテルミサルタン製剤の特徴として、他のアンジオテンシン拮抗薬に比べ、早朝の血圧コントロールに優れている事が挙げられます。
早朝の血圧コントロールが可能な所以は、1錠服用すると24時間、降圧作用が持続するというものです。
早朝は気温の寒暖差が激しい上に、脱水症状も起しやすく、脳心血管病発症のリスクは高いといわれています。
そこに、血圧を上げる最大の体内物質要因である、アンジオテンシンが働かない様に封じ込めるのが、このお薬になります。
降圧剤の創薬の基本には、脳、心臓、腎臓をいかにして守るかという事がまず挙げられます。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
主な副作用として以下の様な症状が現れます。
だるさ、手足のしびれ、脱力感、内臓疾患、頭痛、頻尿、血圧低下。
急な降圧効果によるめまいが出ることがありますので、高所での作業や自動車の運転などはお避け下さい。
稀ですが、重篤な場合として、以下の様な症状が出る場合があります。
粘膜の腫れ、呼吸困難、ショック症状(血管浮腫、アナフィラキシー)。
空咳、発熱、呼吸困難(間質性肺炎)。
全身倦怠感、、筋肉痛、褐色の尿、手足のしびれ、麻痺(横紋筋融解症、高カリウム血症)。
他にも腎機能や肝機能障害が出ることがあります。
この様な症状がみられた場合には、担当の医師もしくは薬剤師にご相談下さい。
注意事項
以下の方は、このお薬は服用できません、ご注意下さい。
妊婦の方、重篤の肝機能障害の方(特に胆汁分泌が悪い方)、無尿の方、腎不全の方、片腎の方や、腎動脈狭窄のある方。
以下の方は慎重投与になります。
肝機能、腎機能障害のある方、交感神経関係の手術をされた方、強心症のお薬を服用中の方、血清カリウム値に異常のある方。
痛風もしくは、糖尿病の方、糖質副腎皮質ホルモン剤を投与されている方、減塩療法を受けている方、高齢者。
他にも既往歴のある方は、担当の医師にご相談の上、お薬の服用をお願い致します。
◆本剤は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
