ハイザールプレミネント配合錠は、新旧二種類の有効成分を配合した高血圧症に処方される配合薬です。
二種類のお薬の併用をなくし、一種類で高血圧症だけでなく、二次的疾患である腎臓病、糖尿病、脳卒中の予防に処方されています。
ロサルタンカリウムは、血管の内側にある平滑筋に働きかけ血管を収縮させる体内物質『アンジオテンシン』に働きかけ、その働きを抑制することで、血管を広げ降圧作用を促します。
これにより血液内の水分や電解質が調整されます。
第二の有効成分ヒドロクロロチアジドは腎臓で原尿を作り体内の余分な塩分と老廃物を尿という形で排出します。
この時に、体内の水分量が減るので、これは体内を巡る血液量を減ることになるので、末梢血管が広がり、血圧が下がります。
ARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)であるロサルタンカリウムと利尿降圧剤のヒドロクロロチアジドの組み合わせは、利尿降圧剤によく見られるの副作用である低カリウム血症を防ぐ意味でも薬理的に最適の組み合わせと言われています。
日本発のARBと少量利尿薬との合剤で海外では既に幅広く承認されています。
基本的に第一選択薬ではなく、単剤で十分な効果が得られなかった場合の選択枝として処方するようにします。
用法
本剤のご使用にあたりましては、医師や薬剤師の管理・指導の下で適切な使用をお願い致します。
副作用
体のだるさ、めまい、頻尿、頭痛、さむけ、動悸、冷や汗、尿酸値上昇、低血糖症、カリウム値の上下、徐脈が出ます。
血液成分の異常で歯肉炎、口内炎、発熱などがあります。
稀にですが横紋筋融解症(手足のしびれ、けいれん、筋肉痛、歩行困難など)が出る場合があります。
重篤の場合、間質性肺炎や腎不全、肝機能障害、発疹蕁麻疹などアナフィラキシーが出ます。
この様な症状が出た場合には、ただちに担当の医師及び薬剤師にご相談下さい。
注意事項
以下の方はお薬の服用が出来ませんのでご注意下さい。
妊婦の方、授乳中の方。
重い肝臓病及び腎臓病の方、透析治療中の方、無尿の方、低ナトリウム、低カリウム血症の方、糖尿病の方でアリスキレン服用中の方。
服用時の飲酒は厳禁です、副作用が出やすくなります。
鎮痛剤との併用では降圧作用が弱まり、腎臓の悪い方では病状が悪化します。
月経困難症治療薬のドロスピレノン・エチニルエストラジオール(ヤーズ)や免疫抑制薬のシクロスポリンとの併用では高カリウム血症を招きますので併用をお避け下さい。
心臓の薬・ジキタリスや気分安定薬のリチウムの併用は中毒の発生に注意が必要です。
◆ハイザールプレミネント配合錠は国内では医師の処方を必要とする【要指示薬】です。本剤の説明文は英文の能書を翻訳したものであり、使用方法等が日本の医療従事者の見解 と異なる場合がありますのでご留意ください。
◆輸入医薬品はご自身の責任の上で、他者に譲渡せずご自身にてご使用ください。
◆詳細は掛かり付けの医師または薬剤師にご相談ください。
◆弊社ではどのような責任も受けかねますのでご了承ください。
